猫と避難する時に必要なもの
2024年の1月1日に能登半島地震で猫と避難生活を経験しました。
猫と一緒に避難をしましたので、実際に持って行ったものをイラストにしています。
猫と避難する時に必要なもの
- 首輪・リード
- 猫トイレ・猫砂・ごみ袋・新聞紙
- 水・猫フード・お皿
- 猫用キャリー・猫用リュック
- 移動するための車
能登半島地震から実際に避難した時の様子
2024年1月1日の午後4時10分、地震が起きた時には車で移動中だったので、そのまま家に帰り、猫をケージに入れて車に乗せ、餌と水、猫トイレを積んですぐ高台に逃げました。
もうこれ以上高いところはこの辺にない、という道まで来ると、他の避難してきた車で国道は渋滞していました。大きな余震が何度も来て、携帯からの緊急地震速報のアラートも鳴り続け、ラジオの情報を聞きながら、津波がここまで来るのではないかという不安と恐怖を車中で長時間味わいました。
道路脇に寄り車中で3時間ほど過ごした後、他の車がそれぞれどこかへ避難していって動ける様になったため、高台にある避難所に行きました。家族で避難所内のトイレを借りたり、水をいただいたり、マットの上で座って休んだりさせてもらいました。
ペット不可などの記載はありませんが、避難している人や状況を見ると、猫を連れていける環境ではありません。猫は車中のまま、必ず家族一人が車内に残り、交代で休憩しました。
歩いて行けるコンビニは長蛇の列、30分待って入っても、飲み水や食品はほとんど売れてしまっているため、普段飲まない炭酸飲料や甘いジュースを買いました。
その後、別の避難所に移るようにという指示があったため、家から近い避難所(学校)に移動。
こちらでも猫は室内に入れられないと判断し、車中に一人残って交代することにして、他の家族は避難所内に入り休みました。猫2匹はケージ内で時折ニャーと声を出しますが、怖いのかじっとしていました。
ガソリンにも限りがあるので、暖房をつけある程度温まるとしばらくエンジンを切る、ということを繰り返して過ごしました。
猫が落ち着いてきたら、車をしっかりロックしたうえで、ケージから出しました。トイレでおしっこさせたり、水を飲ませたりしました。猫たちも、いつもの病院とは違うと感じ取っていたと思います。
猫と避難するために
普段から猫を抱っこしたり、キャリーやケージに入れたり、リードをつけたりが簡単にできるように慣らしておくことが大切です。
実際、親の実家にいる猫は、1月1日の地震当日には逃げ回り捕まえることができず、連れて避難することができませんでした。1月2日に再び傾いた実家に行き、無事に猫を連れて避難できましたが、引っ掻かれおしっこをかけられ、大変な思いをしました。猫たちも相当怖かったことでしょう。
1月8日になっても大きな余震があり、珠洲や輪島をはじめとして能登半島の被害もひどく、まだまだ避難生活は続くと予想されます。1日も早く、安全に日常の暮らしが戻って来るよう願います。
猫 キャリーケースに入るイラスト - No: 22413907